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松井秀樹日記

成年後見15-すばらしき人生

2011.1.5 本日も晴れ 正月はずっと晴れ。

新年初めての日記になります。みなさん 明けましておめでとうございます。
じつは私と任意後見契約をしていた方が、暮れに危篤となり、1月3日の
早朝お亡くなりになりました。4日が葬儀でした。

この方と任意後見契約をしていたものの発効することはなく、つまり
判断能力の低下はなく、天寿をまっとうされました。

私としては正月休みは事実上なかったような状態でしたが、この方が
私に言った最期の言葉が「ありがとう」であり、その言葉に休みのない
日々の疲れも吹き飛んでしまいました。

この方は著述家でもあり、多くの著作がありますが、特にアメリカ、そして
ニューヨークを愛していたようです。

3日、葬儀の段取りも済んだので、以前より家族と行くために予約していた
ミュージカルの「キャッツ」の開演時間に間に合いそうなので、横浜に行きました。
このキャッツはニューヨークの下町が舞台であり、孤独な猫が天に召される
ところで終演します。

じつは私はこの日の朝、亡くなった方とこのニューヨークの下町が舞台の
ミュージカルがオーバーラップしてしまい、最後は泣けました。かれもこの街
をこよなく愛したのです。

キャッツで何度も繰り返し歌われる「メモリーズ」に私は涙していました。
「人は生きたように死ぬ」という深い格言のような言葉がありますが、この方も
生きたように亡くなりました。すばらしい人生でした。お見事でした。

私は生きる力を与えられたと思います。
投稿者 司法書士 松井秀樹 (2011年1月 5日 18:03) | PermaLink

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